国内銘柄の多くは株主優待制度を導入しています。私も株主優待制度がある銘柄をいくつか保有しています。というか、株主優待目当てで購入した銘柄だらけです。
今後も株主優待銘柄を買い足していくか検討のためのメリット・デメリットを整理してみます。
デメリット
使い道を強制される
株主優待の定番は、その企業の商品や優待券です。当然ながら、商品なら商品を頂くことしかできませんし、優待券もその企業の商品/サービスの購入にしか使えません。一方で、配当金(現金)なら自由に商品/サービスを購入することができます。
なお、QUOカードを優待品とする企業もあり、QUOカードならコンビニで使えるので、現金に近い用途で自由に買い物もできます。ただ、QUOカードの株主優待は比較的廃止のリスクが高いようなので注意が必要です。
利回りは定価ベース
株主優待が商品の場合、利回りは定価ベースで算出されていることが多いです。スーパーやドラッグストアなどの実売価格は、大抵の場合定価よりも安いです。つまり、実売価格ベースで見ると利回りは低くなる場合があります。
メリット
高利回り銘柄がある
使い道は限定されるかもしれませんが、優待利回りが10%を超える銘柄もあります。自分が欲しい商品/サービスなのであれば、配当金(現金)を貰って購入するよりは株主優待で貰った方が有利です。優待券の利回りも配当利回りよりも高い場合が多く、自分の生活スタイルに合っているのであれば、優待券を貰うのは十分に合理的です。
家族の投資への理解が得られる
配当金を貰っても株価が上がっても口座の数字が増えるだけなので、株式取引で得られるメリットの実感を分かち合うことが難しいです。一方で、株主優待は目に見える形で家に届くので、株主優待で得られるメリットが分かりやすく、家庭生活で活用されます。そのため、家族からの株式投資への理解が得やすいです。
結論
デメリットもありますが、何だかんだ言って優待を貰うのは嬉しいので、今後も優待品目当てで少しずつ買い足していく方針です。