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ソーシャルレンディングは人には勧めない

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ソーシャルレンディングサービスは、ネット上でお金を借りたい人(企業)とネット上でお金を貸したい人(企業)を結びつけるサービスです。私は2016年7月に口座を開設したので、ソーシャルレンディングサービスを使い始めて半年ほど経ちました。

知り合いと雑談をする際に投資の話になることもあり、株式投資は分散+長期投資という条件で勧める場合もあるのですが、ソーシャルレンディングサービスを今まで勧めたことは無いです。それが何故なのかちょっと考えてみました。

ソーシャルレンディングの良い点

高利回り

なんといってもソーシャルレンディングの魅力は高利回りだと思います。ソーシャルレンディングの利回りは5%~10%程度が期待できます。

預貯金の利回り0.01%程度に比べると500倍以上、国債の0.05%に比べると100倍以上、日本株の平均的な配当利回り2%弱に比べても倍以上の利回りです。

損失限度額がコントロールできる 

ソーシャルレンディングでの損失金額は最大でも投資金額です。FXや信用取引では投資金額以上の損失がでることがありますが、株式の現物取引同様に投資金額を超えた損失が出ることはありません。そのため、余裕資金の範囲で投資をしている場合に、損失が出ても余裕資金の範囲に納まるため、生活費等に影響が出ることが無く、安心して投資をすることができます。 

 

ソーシャルレンディングの悪い点

損益通算できない

株や投資信託では損益通算できるので、株式投資で損失を出しても、投資信託で利益を出している場合、損益通算することで利益の方で支払う税金を取り戻すことができます。

一方で、ソーシャルレンディングは損益通算制度が無いため、ソーシャルレンディングへの投資で損失を出しても、株式投資の利益に対する税金を取り戻すことができません。そのため、株式投資で100万の利益を出して、ソーシャルレンディングで100万の損失を出した場合、税金分だけ損失がでることになります。

確定申告が必要になる場合がある

株式や投資信託は、「源泉徴収ありの特別口座」で取引していれば、税金が取引時に自動的に徴収されるため、株式取引による確定申告は不要となります。ソーシャルレンディングによる収益は雑所得扱いのため20万円を超えると確定申告が必要になります。

流動性が少ない

株式や投資信託の場合、損失を出すことを覚悟すれば、数日で現金化することができます。

ソーシャルレンディングの場合、償還されるまで現金化することができません。ソーシャルレンディングは運用期間が数ヶ月から数年なので、万が一現金が必要になってもソーシャルレンディングの投資資金を利用することはできません。

 

人に勧めるにはハードルが高い

きちんと問題点を理解してもらうのは大変ですし、高利回りというだけで大金を投じられて損害が出た場合に、人間関係に悪影響が出そうなので、今のところ人には勧めていません。

もちろん、問題点をきちんと理解した上で投資する分には、有力な投資候補になりえると思っています。(なので、金額をある程度限定して投資しています)